習志野市立習志野高等学校定時制の課程
閉課程のごあいさつ

 本校定時制は、昭和32年の開校当時、市内に日立の工場と自衛隊があったことから、そこに勤務されている方々の教育の機会均等を保障することを主たる目的として開設され、以来、2,064名の卒業生を送り出しました。

 定通教育は、勤労青少年に高校教育の機会を保証する上で大きな役割を担ってきましたが、高度経済成長とバブル崩壊等の社会の変貌に伴う全日制普通科志向の中で、定時制教育を取り巻く環境が大きく変わってまいりました。

 本校創立当時の昭和30年代前半に全国で3,200校を超えていた学校数は、平成に入ると約3分の1程度の数に減少し、昨年度には690校にまで減少しました。

 県教育委員会では、県立学校再編計画の中で、定通教育においても多様なニーズに対応するための改革が進められて参りました。

 その中で、本校においても、市立高校定時制としての役目を果たし終えたことから、平成23年度から生徒募集を停止し、本日をもって歴史に幕を下ろすこととなりました。

 設立当初からの歴史を振り返りますと、まず挙げられるのは、全日制と同様に運動部の活躍であります。

 特に柔道部・剣道部は全国大会の常連として、そして、女子バスケットボール部は平成5年度から県定通体育大会4連覇、そして最近は男子バスケットボール部の輝かしい記録が残っています。

 この半世紀余りの運動部活動の歴史を引き継ぎ、最後の年となる昨年の夏には、陸上競技部の3名が全国大会において健闘し、国立競技場において有終の美を飾ってくれたことは本当にうれしい限りでした。

 4年前に閉課程が決まって以来、職員一同はさびしい思いに負けることなく、生徒の皆さんとともに、素晴らしい歴史に恥じない学校づくりをして有終の美を飾ろうと毎日を送ってきました。

 特にこの1年間は、最後にふさわしい年にするため、生徒と教員が一丸となって行事に取り組みました。定通体育大会、定通総合文化大会、全国生活体験発表大会、芸術鑑賞会、そして最後の文化祭でも、一生懸命準備し熱心に取り組み立派な文化祭を作り上げました。最後の卒業生の皆さんには、この4年間の思い出と充実感に浸って母校をあとにしてほしいと思います。

 終わりに、57年間の長きにわたり、本校定時制を支え育てていただきました地域の皆様、PTA,習友会、習志野市及び県教育委員会、歴代校長をはじめ旧職員の皆様など関係すべての皆さまに厚くお礼申し上げます。